2016年6月16日木曜日

なんでもない日記

前回のブログから随分あいてしまった。
ブログの更新って難しいですね。

このブログでは僕が日々行っているパターンメイキングや服作り、
プログラミング、気になったことなどについて書いていくつもりです。

今後はとりあえず、ポケットの部分縫いを何個か書いていく予定です。
具体的には、両玉縁ポケット(一重で袋布を袋縫い)とシームポケット(袋布を袋縫い)をまずは書きます。

部分縫いシリーズにはコメント欄を設けるつもりではいますので、
この辺がわかりにくかったとか、写真が見づらいとか、そのやり方おかしいとか、お気軽にコメントいただけるとありがたく思います。

Written with StackEdit.

2016年6月2日木曜日

ハンドメイド服につける品質タグの注意点



近年、ハンドメイド市場が盛り上がっていますね。
しかし、ハンドメイド服を販売するにあたって、品質表示タグをどうしようか悩まれる方もいらっしゃると思います。


そもそもハンドメイド服に品質表示って必要?


必要です。
家庭用品品質表示法で義務付けられているので、ハンドメイド品と言えど必ず付けるようにしましょう。


 どんな情報が必要?


品質タグには「繊維の組成表示」、「洗濯絵表示」、「表示者名及び連絡先」を必ず記載する必要があります。
  • 繊維の組成表示
    これは綿100%のような繊維の種類とその混用率のことですね。
    作る服に使う素材はしっかり把握しておくようにしましょう。
僕が持っている服でけっこう激しめにいろんな素材がパッチワークしてある服があるんですが、表示見てみたら、絶対適当だと思うけど、ちゃんと何種類かの素材が記載されてました。
トラブルを避けるためにも、しっかり記載しましょう。
  • 洗濯絵表示
    これは以下の様な洗濯する際の注意点を知らせるものですね。
記号は次の6分類あります。タグには左からこの順番通りに記載するようにしましょう。
①洗い方(水洗い)
②塩素漂白の可否
③アイロンの掛け方
④ドライクリーニング
⑤絞り方
⑥干し方
尚、平成28年12月1日からこの洗濯表示方法が変わります。詳しくはこちらを御覧ください。
日本独自の規格から国際規格に合わせましょうねという変更です。
平成28年11月30日までの洗濯表示方法はこちら
  • 表示者名及び連絡先
法人の場合は法人登記された社名・団体名を正式名称で記載しなければいけません。(「株式会社」を㈱と省略するのはOK。)
商標やブランド名での表記はダメです。
個人の場合は「氏名」を記載します。
個人事業主の場合は「法務局に登記された屋号」であれば、屋号での記載が可能です。
そうでなければ「氏名」を記載する必要があります。
連絡先は「住所」か「電話番号」を記載するか、その両方を記載する必要があります。
住所は都道府県から、電話番号は市外局番から記載しましょう。
尚、FAX、PHS、携帯電話番号での記載はダメです。
なので、個人の方はIP電話をご検討されてみるといいかもしれませんね。
  • 撥水性
    ちなみに、レインコートなど撥水性が必要なものは「撥水性」の記載が必要となります。
    ハンドメイド品ではよほど必要になることはないと思いますが、一応覚えておきましょう。


洗濯の仕方ってどうやって決めるの?


消費者庁のHPに試験方法の記載がありますが、ハンドメイド品のような一点ものにこういった試験を実施するのは現実的ではないですね。
なので、家で洗濯できる素材のみ使うようにするとか、持っている服を参考にして洗濯方法を決めるしかない気がします。
カケンという繊維製品を中心に検査を実施している機関があります。
カケンのHPで洗濯絵表示についての説明があるので、こちらの情報も参考にしてみてください。


表示方法


表示方法は衣服に縫い付けても下げ札でもどちらでもいいようです。
しかし、下げ札だとなくしてしまう可能性もあるし、取っておくのも煩わしいし、クリーニングが必要なものはクリーニング店の人に手間をかけさせてしまうかもしれないので、縫い付けの方がベターだと思います。


おわりに


以上のようなことに気をつけて、もし不明点などあれば、消費者庁のHPを見たり、問い合わせてみるといいでしょう。
クリエイター、お客様共に幸せになれるようなハンドメイド生活を楽しみましょう!

2016年5月25日水曜日

片玉縁ポケットの作り方(裏なしの場合)

裏なしの服に片玉縁ポケットを付ける際、ポケット袋布の周囲を袋縫いしたいことがあると思います。
しかし、本やインターネットでその方法を調べてみても意外と見つかりません。専門学校でも教えてもらえないと思います。というか、専門学校ではポケット自体さらっとしかやらないので後々ポケットで苦労することが多いのではないでしょうか?

僕自信も長いこと縫っていないと手順を忘れてしまうことがよくあります。
なので、備忘録も兼ねて作成手順を書いておこうと思います。

必要なパターン


以下のパターンが必要になります。

  • 本体
  • 袋布
  • 玉縁布(全面芯)
  • 向こう布
  • ポケット口芯

今回はパンツの後に付ける片玉縁ポケットを想定して作ってみます。
ということで、以下のパターンを用意しましょう。
片玉縁ポケットで使うパターン(型紙)の画像


ポケットのサイズは幅14cm、高さ1cm。

片玉縁ポケットの出来上がりサイズの画像


本体の裏に貼るポケット口芯はポケットのサイズより上下左右ともに1cmずつ大きく作ります。
つまり、幅16cm、高さ3cmで作ります。

片玉縁ポケットの口芯のサイズの画像


袋布はポケット口の出来上がりの両端に1.5cmずつ足し、深さは玉縁布の下端から18cmにします。

片玉縁ポケットの袋布の画像


玉縁布はバイアスで取り、全面芯を貼っておきましょう。
幅は袋布と同じです。但し、今回は袋布を袋縫いするので玉縁布には両端の縫い代はつけません。
袋縫いする際に分厚くなりすぎて、汚く仕上がってしまうためです。
玉縁部分の一番上を9mmにしているのは布の厚みを考慮してのことです。

片玉縁ポケット玉縁布のパターンの画像


向こう布も玉縁布と同様に、両端の縫い代は付けません。
片玉縁ポケット向こう布のパターンの画像


縫製手順


まず、本体の裏面に口芯を貼り付けます。
片玉縁ポケット縫製手順1


向こう布の縫い代と玉縁布の縫い代、玉縁布の玉縁になる部分は折ってアイロンしておきましょう。

片玉縁ポケット縫製手順2


袋布の外側の向こう布付け位置に向こう布をたたき付けます。向こう布には両端に縫い代をつけていないので、写真のように袋布より幅が若干小さくなります。
片玉縁ポケット縫製手順3


本体の裏面の玉縁布位置と袋布の外側の玉縁布位置を合わせて重ねます。
片玉縁ポケット縫製手順4


本体表面の玉縁位置の上端(写真の赤線)にステッチをかけます。袋布までぶち抜いてください。
片玉縁ポケット縫製手順5


本体表面の玉縁位置の下端に写真のように玉縁布を中表で設置し、ステッチをかけます(糸が白だと見えにくいので黒にしました)。
つまり、下端は上から玉縁布、本体、袋布の3枚重ねになっていることになります。
片玉縁ポケット縫製手順6


写真のように本体と袋布の玉縁位置の中心に切り込みを入れます。
角はY字型に切り込むようにしてください。
このとき、角のステッチぎりぎりの位置まで切り込まないと綺麗に仕上がらないので注意が必要です。
片玉縁ポケット縫製手順7


玉縁布を切り込みから本体裏面にひっくり返しします。
切り込んだ部分は裏面に折り、アイロンをかけておきます。
片玉縁ポケット縫製手順8


玉縁の下端の縫い代(写真のシャーペンの位置)は割って、アイロンをかけます。
片玉縁ポケット縫製手順9


切り込み部分の両端は玉縁布に叩きつけます。
3回ぐらい返し縫いしておきましょう。
片玉縁ポケット縫製手順10


先ほど割っておいた玉縁の下端の縫い代を玉縁布に叩きつけます。
片玉縁ポケット縫製手順11


玉縁布の下端を袋布に叩きつけます。
片玉縁ポケット縫製手順12


ここまで来たら、袋布を閉じます。
今回は袋布を袋縫いしたいので、まずは袋布を外表で折り、縫い代5mmで縫います。
片玉縁ポケット縫製手順13


袋布をひっくり返し、アイロンをかけ、袋布の周囲にステッチをかけます。
上端はベルトで挟む想定なので開けておけばOKです。
片玉縁ポケット縫製手順14


玉縁の上端がまだ開いているので、以下の写真のように際にステッチを落とし、上端を閉じます。
片玉縁ポケット縫製手順15


以上で完了です。
あとは必要に応じて閂を入れたりすればOKでしょう。
片玉縁ポケット縫製手順16

2016年5月17日火曜日

Bloggerでhighlight.jsを使う

Bloggerにシンタックスハイライト機能を実装する。
簡単で軽量と評判だったhighlight.jsを使おうとして、いきなりハマってしまったのでメモ。

highlight.jsの実装方法


実装自体は非常に簡単。
公式ページのUsageを見ると使用方法が書いてある。
実装に必要なコードはこの3行。
今回はCDN経由で使用したいので、以下の黄色で囲ってある2行を変更する。

enter image description here

公式ページのGet versionから以下の2行コード(今回はcdnjsを使用)をコピーし、
先ほどの2行のコードを変更すればいい。
enter image description here

コードを貼り付ける場所はテンプレートのHTMLの編集をクリック。
enter image description here
そして、</head>の直前に貼り付ければいいでしょう。

シンタックスハイライトの背景色を変える方法


これも簡単で、先ほどコピペしたCSSのコードのdefaultという箇所を変更するだけ。
<link href='//cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/highlight.js/9.3.0/styles/default.min.css' rel='stylesheet'/>

公式サイトにデモページがあるので、Styleを変更してみて好きなものを選べばいい。
railscastsにしたければ、以下のようにする。
<link href='//cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/highlight.js/9.3.0/styles/railcasts.min.css' rel='stylesheet'/>

highlight.jsの使用方法


使い方はシンタックスハイライトしたいコードを<pre><code>と</code></pre>の間に書くだけ。
基本的には自動で言語を判別してくれるが、<pre><code class="HTML">...</code></pre>のように指定することもできる。

<例>
<pre><code class="HTML">
<p>hello world</p>
</code></pre>

表示結果はこうなる。


hello world

Bloggerのテンプレート次第ではうまく機能しないかも


以上のようにとても簡単なのだが、最初なぜかシンタックスハイライトされなくてハマった。
たぶんだが、Bloggerのテンプレートを「動的ビュー」にしていたからだと思う。テンプレートを「シンプル」に変えたらうまくいったとともにこんなことでハマってたのかと落胆した。

うまくいかない場合は、テンプレートを変えてみるものいいかもしれませんよ。

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